大町文庫前、越後村上うおや横に酒米の【はさがけ】が飾ってあります。
「稲架掛け(はさがけ)」とは束ねた稲を木材で作った棚に掛けて
天日に干して乾燥させることです。
お米の旨みが引き出される昔ながらのお米の乾燥方法です。
太陽光と自然の風で時間をかけゆっくり乾燥させます。
そうすることで乾燥機による乾燥米に比べるとぐっと甘味が増し、
香りも味も良くなります。
今、ここに干している稲は「越淡麗(こしたんれい)」という
大洋酒造の大吟醸にも使用されている酒米です。
先日まで六本木に展示されていたものを、大洋酒造さんから特別にお借りしました。
「越淡麗」は、新潟県が育成した、酒造好適米(酒米)です。
「山田錦」と「五百万石」をかけ合わせて育成され、
「普通酒」から「大吟醸酒」まで幅広く対応できる晩生品種です。
現在では、主に大吟醸酒に用いられています。
お隣、越後村上うおやでは「鮭」や「はらこ(いくら)」の出荷が始まりました。