大町文庫

村上市大町に、蔵書約1万冊を数える「大町文庫」の完成が近づいている

村上新聞で紹介されました。

村上市大町に、蔵書約1万冊を数える「大町文庫」の完成が近づいている。
景観に配慮した町屋造りら同館は、町屋再生プロジェクトの第25号。文庫を創設するのは、同市吉浦の開業医の瀬賀弘行さん(56)。
収蔵される本は、瀬賀さんの恩師、本間桂さん、ハ木三男さん(故人)、大嶋久夫さん(故人)の蔵書。歴史書や小説をはじめ、多彩な本がずらりと並ぶ。
高校時代に薫陶を受けた恩師の蔵書を『何代かに渡って引き継いでいけたら』と建設を思い立ったという瀬賀さん。
当初1万5千冊収蔵を計画していたが、設計変更などで1万冊に。並びきらないものは、入れ替えながら活用するという。
隣接する越後村上うおやが維持管理を担当し、館内で弁当やコーヒーを提供。
床暖房を配した1階部分は、トイレなどもバリアフリーで、誰でもゆったりと寛ぐことができる。
15日からはじまる「町屋の屏風まつり」には開館し、蔵書は随時搬入。11月には、本棚がいっぱいになるという。
瀬賀さんは「開館後も、工夫しながら運営していきたい。たくさんの人に利用してもらえれば」と笑顔で話していた。